@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000090, author = {池田, 和子 and 佐藤, 眞知子 and 渡部, 旬子 and 宮川, 由香}, journal = {ファッションビジネス学会論文誌}, month = {Dec}, note = {着心地の良い衣服パターン設計を求める被服造形学の立場から,我々は最終製品としての衣服の着心地の定量的評価方法の研究を行っている。衣服の着心地はまず購入時の試着の時と更に着用し続けた時の総合評価として感覚的に評価される。第1報に続き本報では,実際に完成された衣服として市場に出回っているジャケットの着心地評価を,ユーザーサイドを中心に商品テストとして検討した結果を報告する。方法は,市場より実際に購入した有名メーカーの6ブランドのジャケットについて,「官能評価」「衣服圧分布計測」「変形歪量計測」の3種の評価法を用い,パターンとの対応について検討を行った。官能評価の評価項目は着心地に関する5項目とし,5段階評価で一対比較法を用いた。パネルは識別能力の高い16名を用いた。物理量の計測は,前報に準じて行い,着用静立を0とし,動作時における変化量を求めた。なお,動作は〈両上肢前挙goo〉と〈両肘組〉の2動作とした。その結果,官能評価による着心地評価は,非常に悪い評価が少なく,現在の既製服のレベルの高さがうかがえた。しかしサンプルのブランド間に有意差が認められ,差があることも明らかになった。この差が品質向上に大切な要因となり解明が進むことで着心地の良い衣服パターンの要因が明らかになるものと思われる。変形歪量の計測は,素材の不統一の為明確な対応が求められなかったが,官能評価と衣服圧分布の対応は極めて高く,問題部位を明らかにし改善の手がかりとしての有効性が明確にとらえることが出来た。拘束量としてとらえることによりデータの積み重ねが可能になり,メーカーとユーザー相方にとって有効な情報交換が出来,より高品質の商品構成に役立つものと思われる。}, pages = {43--55}, title = {着心地の評価(第2報) : 総合評価としての商品テスト}, volume = {1}, year = {1995} }