@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000783, author = {Shirai, Naoko}, journal = {文化学園大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {アングロ・サクソン文学の中で扱われる動物は,非常に豊かな表現でその特徴が描かれている。作者がどのような特徴を観察するかによって,その動物が表す意味が詩の鑑賞に大きく影響している。The Exeter Bookには多くの動物が登場する。特に謎詩と呼ばれるジャンルに描かれる動物たちの特徴は,詩の行数が短いだけに,作者の視点が明確に表されている。本稿では,アングロ・サクソン文学でも特に好んで使われる鳥類の中の,「白鳥」の扱われ方に焦点を当て,白鳥が様々な詩の中で「放浪」を表す寓意として扱われていること,そして放浪をイメージさせるものが白鳥の外見ではなく,その出す「音」であることを指摘する。現代人は特に視覚に頼り,白鳥を含め動物の特徴を主にその形状として捉えるが,アングロ・サクソン人の想像力は視覚の圧倒的な情報量を減じ,それ以外の五感,特に聴覚に訴える表現に優れている。本稿で取り上げる謎詩7では,「白鳥」が渡り鳥であるがゆえに,その飛翔する際の羽の音が人々に旅立ちを促すという聴覚に訴える手法が用いられている。, 研究ノート, Research note}, pages = {95--100}, title = {A Departing Spirit : The Sense of Hearing in Riddle 7}, volume = {22}, year = {2014} }