@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000764, author = {田中, 直人}, journal = {文化学園大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {越後屋呉服店には、製造流通における高度な分業体制を支えるべく多種多様な業者が出入したが、その主だった者は保証人とともに損難や遅滞について全ての責めを負い、御店には一切の迷惑をかけないという業務請負の契約を結んでいた。しかし、越後屋に遺る出入人の願書を具に見てゆくと、困窮難儀した業者から問題の解決を御願され、これに応じる例が散見する。これは、御店最大の関心が流通実績の維持にあり、実際的で弾性的な制度運用が重要視されていたことを確認させる。また、出入人が業務を行う上で必要となる製造・流通環境の整備においても出入人の連帯による願上を御店が受け入れる形でなされる場合があり、同じく利益の最大化を目指す中でその困窮に手を差し伸べる御店の姿がうかがえる。, 研究ノート, Commentary}, pages = {1--12}, title = {三井越後屋呉服店出入業者の連帯 : 請負証文と仲間願書から}, volume = {20}, year = {2012} }