@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000743, author = {糸林, 誉史}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {人文学における研究資源の共有化の試みとしては,カリフォルニア大学バークレイ校を中心とした国際コラボレーションであるECAI(Electronic Cultural Atlas Initiative)の活動が特筆できる。1997年に設立されたECAIの特徴は,単に人文科学データをGISに適用しているだけではなく,位置情報に時間情報を加えたTime Mapと呼ばれる時空間データ表示システムやECAI Clearinghouseと呼ばれるデータリポジトリを独自に構築している点にある。ECAIコンソーシアムの10年間の成果は,たとえば日本において,空間情報学(Geoinformatics)概念を地域研究に導入した「地域情報学(Area Informatics)」という新領域を生み出すなど,人文研究に大きな影響を与えつつある。本稿では,人文学における文化資源共有化の先駆けであるECAIコンソーシアムの活動や拡がりについて概観し,日本における展開である地域情報学について検討する。更に人文学において,デジタルアーカイブスの持つ問題点と課題を文化資源化と文化資本の関係から考察したい1)。}, pages = {59--69}, title = {文化資源とデジタルアーカイブズ}, volume = {17}, year = {2009} }