@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000734, author = {窪田, 忍}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {本論は国家,社会,集団およびそれを構成する個人にかかわる諸問題を「凝集力」という概念を中心に考察したものである。90年代から顕著になってきた日本社会の低迷,停滞そして崩壊とも形容される社会状況を背景に,その中にあって個人の人格および集団が機能し成立する要件を「凝集力」としてとらえ,その再生は如何なる精神的思考的,即ちいわゆる思想的基盤の上に据えるべきであるか,またどのような方向性を持ち得るかを検討している。本稿はその第1部として「凝集力」およびその思想的基盤は「徳」の問題に大きく関わるものであるが,それは単に行儀作法やマナーといった道徳レベルの問題ではなく,それらを規定し方向づけるものとしての,より根底にあるものとしての「徳」の問題であること,しかしそれは儒教的な「徳」に回帰するべきものではなく,開放的な性格を持つ新たな日本的なものとしてものとして基礎づけられるべきものであること,そしてそれは「和魂漢才」「和魂洋才」の精神的伝統を継承し,新な時代を見据えた上での「和魂」の探求と再建にあることを述べている。}, pages = {1--12}, title = {集団の凝集力再生の思想的課題(1)}, volume = {16}, year = {2008} }