@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000731, author = {小山, 真理 and 伊集院, 郁子}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {留学生の論文作成に必要な漢字および漢字語彙を調査するために,本学の卒業論文抄録集(以下,抄録集)の本文4年分をコーパス化し,まず,そこに出現する全ての単漢字を抽出した。その内訳を見ると,日本語教育においては初・中級レベルにあたる2~4級の漢字が9割を超えていることが明らかになった。また,出現頻度の高い上位82字の漢字が構成する語彙の分析を行った。それとあわせ,他分野と比較して抄録集に特徴的である漢字を抽出し,さらに,それらの漢字で構成される漢字語彙についても分析した。その結果,抄録集においては,他分野に見られるような専門性をあらわす難解な語彙より,むしろ日常的に使用される基本的語彙が多くを占めていることがわかった。教育的観点からは,留学生はまず2級レベルまでの漢字力と語彙力を身につけ,その上で必要に応じて専門的な語彙を習得するのが望ましいこと,指導する際は,漢字語彙を単独で教えるのではなく,共起する語彙や構文も意識させる必要があることを提案した。}, pages = {59--74}, title = {コーパスを用いた論文作成のための漢字および漢字語彙の抽出}, volume = {16}, year = {2008} }