@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000711, author = {糸林, 誉史}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {メディア人類学は,マスメディアを対象とする文化人類学の一つの領域として,ここ10年の間に形成されつつある。1969年に登場したメディア人類学には,次の二つの構想があった。第一に,メディアの技術,聴衆,専門家に対する,構造・機能・プロセスの解明。第二に,応用人類学の一つとしての発展であった。だがその後の展開をみたのは,第二の映像人類学および民族誌映像としての方向性のみであった。本稿では,1990年代の文化人類学の窮状期に再登場したメディア人類学に関して,まず方法論および三つの理論的な立場の整理からその研究構想について再検討を加える。次にメディア人類学が,メディア研究全体のなかで大きな成果を収めた,マスメディア・システムを特定の言明を儀礼化する儀礼的エージェントとして見なす近年の民族誌的研究について,その意義や成果を確認しつつ,文化人類学の再創造のための問題群および民族誌実践として,今後の研究が目指すべき方向性を示したい。}, pages = {99--112}, title = {メディア人類学 : マス・メディアに媒介された文化形式の民族誌}, volume = {14}, year = {2006} }