@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000708, author = {白井, 菜穂子}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {女性の個としての存在価値を英文学の中に見れば,それは古英詩の時代に遡ると言える。戦争・宗教をテーマとした作品が多いため,必然的にその主人公は男性となるが,まれにJudith, The Wife’s Lamentなどの作品に女性が主役として登場する。本論では,哀歌のジャンルの中でThe Husband’s Messageに見られる女性のIndividualityを考える。女性の観点から語られるThe Wife’s Lamentではなく,男性の立場から描かれた女性が登場するThe Husband’s Messageを題材として取り上げた理由は,男性の観点でアングロ・サクソン文学における女性のIdentityを検討するところに独自性を持たせるためである。The Husband’s Messageにおける女性像は男性と対等の立場にあり,一個の人間として尊敬されるが,一度相手に忠誠を誓った場合はその証明を命がけで求められるものである。男性から女性に向けてのメッセージという形式の詩において,女性の個の尊重をメッセージの受信者・発信者・語り手の関係,男女平等,女性の尊重,女性に求められる忠誠心の観点から検討する。}, pages = {17--24}, title = {英国古哀歌における女性の個の尊重 : The Husband's Messageの一考察}, volume = {14}, year = {2006} }