@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000694, author = {根岸, 愛子}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {イタリアにおいて14 行からなるソネット詩の形式はダンテの『新生』の中にも使われており, ぺトラルカが書き始めた頃より1世紀以上前から既に存在していたが, 詩の内容において極めて人間的な感情を高らかに唄いよげ, エネルギーと多様性を与えたのはぺトラルカである。イギリスにおいてはサー・トマス・ワイアットとサリー伯へンリー・ハワードによるA Book of songs and sonnetsが1557年に出版され, ぺトラルカ詩の翻訳とその形式を模倣した詩が寄かれ, ここに始めてペトラルカが紹介された。当初は余り活気がなかったが, サー・フィリップ・シドニーの書いたソネット詩集「アストロフェルとステラ」がソネット詩流行の火付け役となり, 様々な実験が試みられ, 高い水準のものに育って行く。シドニーはペトラルカの持っていた透徹した純粋な愛の哲学を継承し,更にドラマ性やきびきびした日常の会話体などを加えてソネット詩の更なる可能性を追求し, イギリス抒情詩に活気と迫力を与えた。}, pages = {9--25}, title = {サー・フィリップ・シドニーの『アストロフェルとステラ』におけるペトラルカの影響}, volume = {12}, year = {2004} }