@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000680, author = {近藤, 尚子}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {節用集饅頭屋本初刊本と通行本との間には同じ体裁の本でありながら六七〇箇所に及ぶ異同がみられる。これは通行本が初刊本をもとに改変したと考えられるものである。本稿ではこれらの改変を七種に分類し、そのうちの六種について概観し、他の古本節用集諸本の状況を参照しつつその位置づけを試みた。改変は概ね全巻にわたっており、通行本がこれらの改変によって「新しさ」をうちだそうとしたことがうかがえる。項目の増補・削除・異同に関しては通行本が初刊本の体裁を守りながらスペースの調整をしていった様子をみることができる。また所属門や見出し語の表記については通行本独自のものがいくつかある。ただし節用集諸本の状況を見ると大部分の改変はその変異の範囲内に含まれる。古本節用集全体をこのような変異を含みながらひとつの資料体としてとらえることができるのではないだろうか。}, pages = {1--13}, title = {節用集饅頭屋本の初刊本と通行本と}, volume = {8}, year = {2000} }