@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000674, author = {近藤, 尚子}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {釈大典の編纂した語彙集『学語編』は、版本においていずれ同じ「明和九年」という刊記をもち、同じ板木を使用しているが、実際には三百箇所以上の異同を含む二種の版が存在する。それを初版と修訂版ととらえ、初版が修訂版でどのように訂正されたのかを明らかにし、その意味づけを試みた。訂正は大きく二つにわけられる。すなわち字句の訂正と返り点の補刻とである。八六七〇語の見出語のうち、訓の取り替えが行われているのが「蠛蠓」と「水馬」との二語である。その見出語と訓との状況はこの二語の歴史的、あるいは同時代的状況と重なってくる。また、返り点の補刻は上巻と下巻とでかたよりがあり、それは『学語編』初版の作成段階で返り点を付すという方針が固まってきたという事情を反映しているのではないかと考えた。}, pages = {1--12}, title = {『学語編』の訂正をめぐって}, volume = {7}, year = {1999} }