@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000672, author = {田口, 良司}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {本稿は, 日本各地にみられる頭屋祭祀の問題を供犠論という視点から再考するために問題点を整理しようとするものである。その対象として多くの論議がある宮座のある側面を取り上げ, そこにみられる頭屋の性質と機能を明らかにしてみようとした。この観点から本稿では宮座成立に関する歴史学の論議や, 経済史, 農村社会学, 親族論等に関する論議はできるだけ避け, 必要と思われた宮康の成立史だけを取り上げている。また宮田登が指摘するように頭屋祭祀は, 日本の天皇制を考察する上で大きな示唆を含んでいると思われる。この点から頭屋の輪番制について考察した。そして頭屋の輪番制とお旅所としての頭屋の家という観点から, 移動する司祭と移動する神の問題念日本社会の特質を採る契機として位置づけられるか否かを考察しようとした。そのために宮座の事例を検討することでいくつかの問題を提示しようとした。対象とした宮座の事例は三重県内のものである。宮座は他の多くの地域にも見られるので, 今後はそれらの事例を多く検討することによって本稿の論旨にさらに検討を加えていこうと思う。}, pages = {101--112}, title = {頭屋祭祀研究(1)}, volume = {7}, year = {1999} }