@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000648, author = {濱田, 勝宏}, issue = {4}, journal = {文化女子大学紀要. 人文・社会科学研究}, month = {Jan}, note = {本稿は, 基本的には, 現代日本の家族問題を「核家族」もしくは「核家族化」に限定しながら整理しようとする一連の作業のひとつである。したがって, 方法としては, 前稿までと大きく変るところはない。すなわち, 都市化という大きな潮流のうえに設定された都市的生活構造という視座において, 今日的な家族集団現象としての核家族を分析しようという試みである。 都市的生活構造は三要素からなるつまり, 外枠的要因, 媒介的要因, そして内部的要因がそれである。目下, この概念にたって考察を進めているが, 作業としてはその緒である外枠的要因の段階にいるにすぎない。前稿の生活空間構造に関する問題の整理では**,生活空間を具体的に取扱ううえでの分類方法について述べた。そのうえで, 都市的生活構造に生活空間と核家族の関係で想定しうる事象を指摘することとした。本稿では, その延長線上において, 都市的生活空間のなかで, 活動空間の占める位置と問題点を再検討する。その活動空間の中心に居住空間がおかれることに誰しも異論はないだろうと思う。そこで活動空間としての居住空間に関し核家族との関わりで考察した訳である。都市的生活構造における居住空間は, 生活課題としてはもちろん政策的課題としても最重点項目であるが, それだけにその問題の根は深く, 関連する問題領域も予想以上に広がりをみせている。そこで生活構造論的アプローチの基本的な視座にたって, 都市的生活構造――生活空間構造――居住空間と核家族, という関係枠を考察の対象とした。}, pages = {207--215}, title = {核家族と居住空間}, year = {1996} }