@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000603, author = {佐藤, 真理子}, journal = {文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要}, month = {Jan}, note = {“ 京都の舞妓さんが胸高にきつく締める帯で顔の汗を抑えている” との通説は,皮膚圧-発汗反射によるものと考えられる.本研究は,実際に帯の締め位置で体幹部を圧迫した際.顔面や頭部周辺の発汗がどの程度抑制されるかを明らかにすることを目的とした.健康な若年女性5 名を対象に,35 ℃・50 % RH の暑熱環境下で,腋窩(後腋窩点高)・アンダーバスト(UB,第5,6 肋間近傍)・腰(腸棘点高)の3 部位をベルトで締め,それぞれ約5.0kPa の圧迫を負荷した.測定項目は,局所発汗量(前額,頬部,後頸部,胸部,大腿前面),皮膚温(胸部,上腕部,大腿部,下腿部),直腸温である.その結果,腋窩圧迫時に前額,頬部,後頸部で25 ~ 35 %,UB圧迫時に頬部で約10%,有意に発汗が減少した.“ 舞妓の胸高な帯による顔の汗抑制” は実証されたが,腋窩とUB のどちらの圧迫時にも大腿部で有意に発汗が増加し(15 ~ 55 %),圧による発汗抑制効果に対する代償性の発汗促進と考えられる.また,腰圧迫時には,顔面部,頭部周辺の発汗増加傾向が示され,男性の和服着装時の帯締めでは,顔面部の発汗増加が生じる可能性が示された, 研究ノート, Research Note}, pages = {39--42}, title = {体幹部圧迫が局所発汗に及ぼす影響 : 舞妓の胸高な帯は顔の汗を抑制するか?}, volume = {50}, year = {2019} }