@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000598, author = {北方, 晴子}, journal = {文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要}, month = {Jan}, note = {20世紀初頭のファッションはアートとの関係を強めていった。ファッションは新しい時代に相応しい作品の創造に取り組み、そしてアートにおいても、新しい分野が次々と登場した。アーティストらは、生活全般をアートとして捉え、ファッションをもその対象とした。彼らが本来対象にしているものの領域を超えて活動したことは、珍しいことではなかった。そのような中、ロシア革命を挟んで1910 年代から1930 年代にかけて起こったロシアにおける前衛芸術運動「ロシア・アヴァンギャルド」も、ファッションやテキスタイルにおいて新しい作品を生み出していった。本研究ノートでは、ロシア・アヴァンギャルドのファッションデザインとアレクサンドル・ロトチェンコがデザインした男性作業服について考えるものである。ロシア・アヴァンギャルドのデザインは、社会主義思想を土台にしたデザインであった。大衆のためのデザインを目的としているため、より多くの人に広げるためには、大量生産が不可欠である。大衆的で、繰り返し複製が可能なデザイン理念が、ファッションにも応用され、ストレートなラインや幾何学的なデザインが好まれ、複雑なデザインよりもシンプルで合理性のある新しいモダンなデザインが好まれた。ロトチェンコがデザインした作業服こそ、ロシア・アヴァンギャルドが目指すシンプルかつモダンな作業服のファッションデザインであった。, 研究ノート, Research Note}, pages = {85--90}, title = {ロシア・アヴァンギャルドのファッションデザイン : アレクサンドル・ロトチェンコの男性用作業服}, volume = {49}, year = {2018} }