@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000596, author = {永野, 順子 and 鳥越, 成代 and 横澤, 喜久子}, journal = {文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要}, month = {Jan}, note = {長時間の立位姿勢の保持は下肢での血液貯留を促し、浮腫や疲労感の原因となる。これに対し、下肢加圧機能を有する弾性タイツの着用が有効であると考えられている。また、長時間の立位、座位の維持に際し、下肢筋群の屈曲、伸展がうっ血予防に有効だとされている。本研究は、運動中の心臓血管系の応答に着目し、20mmHg前後の弾性の下肢加圧タイツの効果を検討した。また、仰臥位で下肢陰圧を負荷し、立位姿勢時に循環系にかかる重力刺激をシミュレーションして、同タイツの着用が起立性循環失調に対して有効であるかを検証した。次の結果を得た。①下肢加圧タイツ着用によってトレッドミルランニング中の心拍数の減少(60 % VO2max で有意)と酸素脈の増加(60 % VO2max と80 % VO2max で有意)がみられた。② 60 % VO2max のペダリング運動中の心拍出量、一回拍出量の有意な増加と動静脈酸素較差の有意な減少がみられた。③下肢陰圧負荷による収縮期血圧の低下と心拍数の増加を下肢加圧タイツ着用によって抑制する傾向がみられた。これらの結果から、同タイツが運動中の静脈還流量を増加させる効果が示唆された。また、長時間の立位姿勢の維持等で起こる循環系への負担を抑制する効果が示唆された。}, pages = {69--77}, title = {下肢加圧タイツが運動中の心臓血管系の応答と重力刺激に及ぼす効果}, volume = {49}, year = {2018} }