@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000575, author = {北方, 晴子}, journal = {文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要}, month = {Jan}, note = {本論は20世紀初頭のヨーロッパで、一部のアーティストらにより当時のメンズファッションデザインに新たな試みがなされたことについて述べたものである。既に、メンズファッションにおいては19世紀半ばに現在のメンズスーツの原型が確立され、以後男性ファッションは単純化、画一化に向かい、ディテールの変化はあるものの、殆ど変化を示さなくなる。しかし、ファッションとアートが接近した1920 年代~1930 年代にかけて、アーティストたちがメンズファッションデザインの変化を試みていた。そこで、メンズスーツが確立された直後の19世紀後半のオスカー・ワイルドによるメンズファッション改革から、20世紀前半のイタリア未来派とロシア・アヴァンギャルドによる改革、そして戦後ドイツで活動したアーティストのヨーゼフ・ボイスによるメンズファッションの改革について触れた。なぜアーティストたちはメンズファッションに変革を及ぼそうとしたのであろうか。アーティストたちは自らデザインした服を着用し、芸術家としての作品と芸術家としてのイデオロギーを目に見える形として自らの身体を表現方法のひとつとした。彼らはアートという枠の中で既成概念や価値の変換を行いながら新たなものを創造した。それがメンズファッションへの改革となり、アーティストとして一見風変わりなイメージを表現した。}, pages = {35--43}, title = {20世紀メンズファッションとアーティストによる創作活動}, volume = {48}, year = {2017} }