@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000566, author = {岡林, 誠士}, journal = {文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要}, month = {Jan}, note = {近年,自由に被服を選択することが可能である時期の大学生において,同じような服を着た学生が散見されている。そういった大学生の被服選択においてみられる同調的な被服選択について,その行動が示すもの,その背景は何かを明らかにすることを目的とし,関連する複数の心理測定尺度を用いての質問紙調査を都内2大学の大学生387名を対象に実施した。また,被服のジャンルを選択する質問を用いることで,同調における個人の特性や志向とは異なる要因を持つ可能性のある実際に行われた被服選択を検討した。その結果,行動志向とは異なる傾向が示唆され,また,複数の尺度では有意な差は見られなかったが,ユニークさ尺度(宮下,1991)の「自己を積極的に表出するか否か」,他者意識尺度(辻,1987) において,同調的被服選択行動と非同調的被服選択行動の間で有意な差が見られた。本調査からは,同調的被服選択行動が示すものは,自己の表出は消極的でありたい傾向と他者への関心の弱さを反映したものであると考えられた。今後,本調査で不十分であった衣服と密接な関係を持つ社会的環境との関係,実験的研究を含め,更なる検討を行なっていきたい。}, pages = {13--22}, title = {大学生の同調的衣服選択行動についての調査研究}, volume = {48}, year = {2017} }