@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000555, author = {森谷, 直樹}, journal = {文化学園大学紀要}, month = {Jan}, note = {近年のトライアスロン・ディスタンスレース(スイム1.5km・バイク40km、ラン10km)では、競技の発展に伴い高速化やレース展開の多様化が進んでいる。このようなトライアスロンにおいて、レース展開に着目した研究は残念ながら十分には行われていない。本研究では、国内外の世界一流選手のレース展開のうち、とりわけ総合成績に強く影響するランパートに着眼することで、そこでの展開と総合記録との関係を検討し、その特徴を明らかにするとともに競技力向上のための知見を得ることを目的とした。2014 年に開催された世界トライアスロンシリーズ横浜大会の女子完走者(n=45)を対象分析したところ、ランパートの展開は序盤(0m-1,500m)の走り出しが中盤以降に比べ有意に速いものの、それ以降は走速度が漸減し、9,000m 以降の終盤は走速度が増加する傾向にあることが明らかになった。またランパートを細分化した20 区間全てが総合記録と正の相関が認められることに加え、中盤の速度と総合記録との間に極めて強い相関が認められた。これらの結果から、総合記録の向上に繋がるレース展開として、オーバーペースに陥ることのない高い走速度で走り出し、中盤以降で高い走速度を保ち続ける展開の有効性が示唆された。}, pages = {133--139}, title = {トライアスロン・ディスタンスにおけるランパートの展開が総合記録に与える影響}, volume = {47}, year = {2016} }