@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000486, author = {荒井, やよい and 田村, 照子}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究}, month = {Jan}, note = {文化学園服飾博物館所蔵のアジアの民族服について実物資料の継続調査を行った。前開き長衣(カフタン型)14点(1)西アジア,アラブ地域のクンバズ,パレスチナ地域のドゥラー,シリア,イラク,トルコのコート,アフガニスタンのドン,(2)中央アジア,ウズベキスタンのムルサク,ハラト,トルクメニスタンのコート,(3)南アジア,ブータンのゴ,(4)東アジア,中国の蟒袍,各資料の形状,パターン,縫製方法,装飾技法,裏側の処理について調査し,ボディー着装での衿ぐりのフィット性,シルエットの観察を行った。各資料の素材は絹6 点。経糸絹,緯糸綿3 点。綿3 点。麻,毛各1 点。縫製は手縫い11点。ミシン縫い1 点。併用2 点であった。開口部の縁飾りは12点に見られ魔除の目的で施されているが,装飾,補強,保形の役目も果たす。裏は半裏1 点,身頃のみ裏付き2点,裏打ち2点,総裏9 点内2 点は綿入れ。開口部裏側に別布見返しを付け縁飾りとする仕立てが特徴的で8 点に見られた。シリアの2 点は着装時前裾を帯に挟み,裏側の縁飾りを見せるものであり,この着装法により機能性が増す。トルクメニスタンのものは緻密な刺繍で補強し再利用出来る縫製法が確認できた。アジアの民族服は機能性への工夫がありデザイン性に優れる。}, pages = {87--102}, title = {アジアの民族服に関する被服造形学的研究 : 文化学園服飾博物館所蔵品の分析調査(4)}, volume = {39}, year = {2008} }