@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000475, author = {荒井, やよい and 田村, 照子}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究}, month = {Jan}, note = {文化学園服飾博物館所蔵のアジアの民族服について実物資料の継続調査を行った。パンツとの上下組合せ服3組(1)インドの上衣,ケリヤ,下衣,シャルワール,(2)韓国の上衣,ジョグサム,下衣,バジ,(3)シリアの上衣,ドレス,下衣,シャルワール,各資料の形状,パターン,裁ち合わせ,縫製方法,装飾技法について調査し,試作服の製作並びに着装実験によって上肢,下肢の運動機能性を評価した。各資料の素材はインドとシリアが綿,韓国は麻。布幅は45 cm から80 cm であった。今回の調査資料で布幅を最大限生かした,直線裁ちのものはインドの下衣,シャルワール,ほぼ直線裁ちのものは韓国の下衣,バジであった。他も裁断での無駄のない工夫がされている。インド,シリアは全て手縫い,韓国はミシン縫い。シリアの刺繍は緻密で繊細。下衣は中心部につけられた大きな台形襠,大小の楔型襠等により股上でたっぷりのゆとりが確保され,機能性とデザイン性を高め,上衣は水平袖で,側挙の形態構成,脇でのゆとり等が運動量となり手は挙げ易い。アジアの民族服は平面的で許容範囲の広い形態が多く,襠を活用し運動機能性を高め,日常の姿勢,動作に対応させている事が明確となった。}, pages = {131--146}, title = {アジアの民族服に関する被服造形学的研究 : 文化学園服飾博物館所蔵品の調査(2)}, volume = {37}, year = {2006} }