@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000473, author = {齋藤, 満里子}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究}, month = {Jan}, note = {環境省(旧環境庁)は,1997年7月の「外因性内分泌かく乱化学物質問題に関する研究班」による中間報告をもとに具体的な対応方針「環境ホルモン計画SPEED’98」を1998年5月にまとめた。この報告書にリストアップされた「内分泌かく乱作用を有すると疑われる化学物質」67種の中に,ポリカーボネート樹脂の原料であるビスフェノールA(BPA)が含まれている。BPAは,同様にリストアップされたダイオキシン,PCB,DDTなどのように毒性が高くすでに使用禁止になっている化学物質とは異なる。しかしBPAには女性ホルモン同様の環境ホルモン作用があると研究報告されている。1996年の環境省の調査で初めてBPAは,大都市周辺の水質,底質,魚類から低濃度ながら検出されている。ポリカーボネート製品からのBPAの溶出量はごく微量で,人の健康に影響を及ぼす無作用量(50 mg/kg/日)に及ばないが,プラスチック廃棄物の浸出水からBPAが比較的高濃度で検出されたため,長期間繰り返し使用されたポリカーボネート製品を含むプラスチック製品からの溶出量が検討課題となった。環境省は2005年3月にSPEED’98のまとめと今後の取り組みについて報告し,この中でBPAを含めて,「国際的に共有して積極的に取り組んでいく」としている。}, pages = {77--87}, title = {環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)研究の現状4 : SPEED'98以降のビスフェノールA研究}, volume = {37}, year = {2006} }