@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000470, author = {永野, 順子}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究}, month = {Jan}, note = {高所での中高年者の循環系の適応を心拍数と動脈血酸素飽和度によって検討した。安静時の心拍数は標高の上昇とともに増加し,動脈血酸素飽和度は安静時,運動時とも低下した。安静時の心拍数と動脈血酸素飽和度には逆相関が認められた。また,高所における適応能力は個人差が大きく,3000 m 以上の高度になると個人差が現れ始め,4000 m を超えると差が拡大するといわれているが,標高の上昇によって顕著な変化を示すのは個人差よりも登山電車やケーブルで3000 m 以上の地点に着いた時の低酸素暴露による動脈血酸素飽和度の低下であり,3000 m 前後と4000 m 前後には差が見られた。また,4000 m で何らかの高山病の症状が現れ始めるといわれているが,本研究の結果でも4000 m での動脈血酸素飽和度の低下は,心拍数の増加によっても補うことはできなかった。動脈血酸素飽和度について,先行研究との比較でも加齢による差,性差はともに認められなかった。国内においても3000 m 周辺の山小屋での宿泊,富士山頂周辺での過度の運動は動脈血酸素飽和度の低下をもたらすことが示唆された。}, pages = {89--96}, title = {中高年女性の高所における循環系の適応}, volume = {37}, year = {2006} }