@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000460, author = {柴田, 眞美}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究}, month = {Jan}, note = {筆者は, 大学の学部時代より, これまでに一貫して, 馬をモチィーフに, 日本画の制作を続けてきた。描かれる馬は, 時に生きた馬であり, 時に骨格である。生体の外形を外から観察して, 写生し, 描いて行くだけでは, 何か, 生命の奥底に触れる作品に成り得ないとの思いから, 大学院では「美術解剖学」を学び, 内部構造の習得に努めた。そのような中で, 一見して, 科学的・解剖学的視点からは遠いように思われる, 東洋画, および日本面で描かれた絵画の中に, きわめて解剖学的な観察眼の跡が見出される事に, 興味を持ってきた。本研究は, そのような長年の思いの中で, わが国, 鎌倉時代ごろの作と言われる, 根岸競馬記念公苑(馬の博物館)蔵の「騎馬図巻」(「調馬図巻」とも呼ばれる) を,目近に観察し, 調査する機会を得たので, 人物の装束や持ち物, 扶助(馬への合図), 馬の馬装, 歩法・姿勢・行動や表情, その他について美術解剖学的に観察した。その結果, 同時代ごろ制作の「惰人庭騎絵巻」に比較して, やや粗い表現に見受けられる本「騎馬図巻」の中にも, ある程度の写実性が探し出せる可能性が示された。}, pages = {71--79}, title = {絵画における美術解剖学的研究 : 「騎馬図巻」について}, volume = {36}, year = {2005} }