@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000451, author = {濱田, 勝宏}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究}, month = {Jan}, note = {都市的生活構造を手がかりに,現代社会を分析しようと試みるなかで,生活関係構造と生活文化構造とを現代都市に照合する作業の必要性を痛感することとなった。そこで,都市理解のための理論的系譜を都市社会学の初期にさかのぼることから始め,再びアーバニズムの検討する作業にも,少なからず時間を要した。しかし,そのことは,シカゴ学派社会学の古典を再読することと,マクロ社会学だけでは理解できない局面のあることを,今さらながら認識させられることとなった。すなわち,生活関係構造と生活文化構造がおりなす各種の現象は,一方において,ミクロ社会学の援用を必要とするということである。その結果, G.ジンメルに,またC.H.クーリーに戻って,人間の行為の内的世界とそこに成立するミクロ社会を先達の解釈の応援を得て進めている。本稿は,シカゴ学派社会学とG.H.ミードに焦点をあてつつ,彼の社会的自我の形成に関する理論の枠組を抽出することとした。特に,コミュニケーションに関する彼の把え方は,難解で不明確な部分がないではないが,服装の社会科学としての服装社会学へも,再導入の必要性があることを述べた。}, pages = {61--68}, title = {ミクロ社会学への転換 : アメリカ社会学の展開}, volume = {35}, year = {2004} }