@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000437, author = {牧野, 昇}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究}, month = {Jan}, note = {19世紀ヴィクトリア朝時代の英国は世界に先駆け産業社会を確立し, 経済の飛躍的な発展を成し遂げた。産業革命によって生じた新たな生産システムは社会構造を変革していった。工業都市が生まれ, 鉄道が縦横無尽に国土を貫き, 人々は次第に都市に集中するようになった。新たな中産階級が勃興し彼等は消費を始めるようになった。「工業製品」という従来の工芸品とは根本的に異なる生産システムを持つ製品が人々の聞に浸透した。それらの多くは伝統的な装飾文法を借用してデザインされたか, まったくの剥き出しの機械であった。歴史的な装飾美術の用法・価値観は強靭であり, 人々は社会的地位の向上の徴としてそれらのものを求めた。 しかし, 新しい時代に適合した新しいモノ作りの理論と実践はいくつかのグループの中で生まれつつあった。近年, モリスの「アーツ・アンド・クラフツ運動」を始祖とした近代デザイン運動の流れを肯定しつつもヴィクトリア朝時代における様々な初期デザイン運動に焦点をあてた研究が行われているようだ。そのひとつに「デザイン学校」を中心として生まれつつあった理論が存在した。クリストファー・ドレッサーは初期のデザイン学校を卒業し, その後, 様々な影響を受けつつも独自のデザイン理論とその実践を行った最初のインダストリアル・デザイナーであった。ドレッサーのデザインは今見ても新しさを失ってはいない。本論文では特に彼がデザインした金属とガラス製品を取りあげ, 彼のデザインの源泉を探ってみた。}, pages = {75--87}, title = {クリストファー・ドレッサーのデザインに関する一考察 : 金属とガラス作品を中心に}, volume = {33}, year = {2002} }