@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000430, author = {斎藤, 満里子}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・造形学研究}, month = {Jan}, note = {ダイオキシン類によって引き起こされる慢性毒性のなかでも生殖機能障害が強く懸念されている。ダイオキシン類とは,ダイオキシン (ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン, PCDDの75種類の異性体の総称) に,ダイオキシンと発生源や物性,生体への影響が類似したポリ塩化ジベンゾフラン (PCDF) の異性体135種類と,コプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB) の13種類を加えた化学物質の総称である。環境庁はダイオキシン類による環境汚染の防止およびその除去を図るために,ダイオキシン法を制定, 2000年1月から施行した。環境庁が設定した環境基準はおもにダイオキシン類を直接に取り込む経路を想定しており,大気,水・底質,土壌に含まれるダイオキシン類が対象になっている。ダイオキシン類の摂取割合の98%は食事によるものであり,食物連鎖による生物濃縮を考えれば,直接摂取とは別のルートで生体に蓄積していることは明らかである。環境基準では,食事経由のダイオキシン類摂取の60%を占める魚介類を経るルートについては生物濃縮係数を仮定して水質基準を設定している。ダイオキシン類を含む土壌が水圏に移行した場合の食物連鎖の検討が今後の研究課題である。}, pages = {123--132}, title = {環境ホルモン研究の現状2 : ダイオキシン類による環境汚染問題の現状}, volume = {32}, year = {2001} }