@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000419, author = {糸林, 誉史}, issue = {31}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・生活造形学研究}, month = {Jan}, note = {今日の世界は、グローパル化と呼ばれる不平等としての差異の増殖の発端をつくる契機が発生しやすいような条件が地球規模で展開している状況下にある。また人々の生活空間と活動領域はより広範囲なものとなり、それは他者との出会いを促進し、異質な他者との相互関係が格段に拡大している状況がある。こうした現代社会における多様で複雑化した人間関係を把握するためには、従来の集団という均質な統一体としての概念ではなく、そのような枠組を超えた個人を把握することを可能とするパーソナル・ネットワークの分析が不可欠であると考える。そのうえで地域社会をみてみると、どの社会においても近隣関係の衰退がいわれている。だがこれはコミュニテイ衰退論を支持するものではなく、コミュニティがもはや近隣の範囲に限定することができなくなってきたことを意味している。本稿では「ネットワークとしてのコミュニティ」という視点から、シンガポールの住宅開発庁の多民族コミュニティを、異質な個人を中心として展開されるパーソナル・コミュニテイ・ネットワークとして捉えることを提起し、社会的ネットワーク論が切り開く展望をその問題点とともに論じたい。}, pages = {65--78}, title = {社会的ネットワークと不平等 : シンガポールの住宅開発庁団地のコミュニティと互恵組織}, year = {2000} }