@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000417, author = {斎藤, 満里子}, issue = {31}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・生活造形学研究}, month = {Jan}, note = {大量生産、消費、さらに投棄された合成化学物質が極めて低濃度で生物の健康や生殖機能に世代を越えて悪影響を及ぼすことが明らかにされつつある。 本報告では、こうした環境ホルモン(外因性内分泌撹乱化学物質)の発見の歴史を述べ、次に、野生生物への影響のこれまでの報告例、生体内での作用について特徴と分類をまとめた。生態系で野生生物が激減する現象が世界各地で確認されている。また、環境ホルモンが内分泌の撹乱だけでなく免疫系や神経系の機能にも影響を及ぼしている可能性を指摘した。 環境ホルモンの中で最も毒性の強い合成化学物質の一群であるダイオキシンについて、その発生源(日本では90%以上が廃棄物焼却炉)、生体への摂取ルート、さらにヒトへの影響を述べた。母乳中の脂肪成分(ヒトの場合3.5%程度)の中にダイオキシンを含む環境ホルモンは濃縮されて乳児へと移行する。これが世代を越えた環境ホルモン汚染の一例である。ダイオキシンの毒性は、急性致死毒性、催奇形性、および発がん性であり、さらに最近ではアレルギー性疾患の原因にもなると報告されている。}, pages = {1--10}, title = {環境ホルモン研究の現状1}, year = {2000} }