@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000403, author = {青木, 茂美}, issue = {30}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・生活造形学研究}, month = {Jan}, note = {近年発行された手芸書に縮緬を用いた袋物や小物などの「ちりめん細工」を数多く見かけるが,その元型となる作品を明治・大正期の裁縫書・手芸書の中に見ることができる。当時は「お細工物」「裁縫細工物」と呼ばれており,明治・大正期の女子教育の中で重要な教科であった裁縫の教材としても取りあげられている。本研究では, 「ちりめん細工」の種類と技法を明らかにすることを目的に,明治・大正期発行の裁縫書・手芸書から「ちりめん細工」に関する技法・製作方法の記述のあるものを抽出して資料とし, 「ちりめん細工」の①用途②モチーフ③技法について分類・考察を行った。その結果,次のことが明らかになった。①用途は,女子の身の回り品を中心とした「袋物」「懐中物」など7区分に分類でき, 「袋物」が半数以上を占めた。②モチーフは, 「植物」「動物」など9区分に分類でき, 71種類のモチーフを確認し「植物」のモチーフが1/3を占めた。③技法は, 「立体」「半立体」「平面」の3区分に分類でき, 11技法が判明した。「ちりめん細工」は本来の裁縫技術の向上に繋ると同時に,当時「対象物を立体的に見る目」を養う最適な教材でもあった。}, pages = {29--39}, title = {「ちりめん細工」についての一考察(1) : 技法について}, year = {1999} }