@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000402, author = {糸林, 誉史}, issue = {30}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・生活造形学研究}, month = {Jan}, note = {本稿の主要な関心は,国民国家の枠組みにおいて,エスニシティに関して異質な個人が紡ぎ出す(取り結んでいる)社会関係としてのパーソナル・ネットワークの特徴や実態を明らかにすることであり,その実態が近代(グローパル化)とどのような関係をもっているかという点にある。今日の世界は,差異の増殖の発端をつくる契機が発生しやすいような条件が地球規模で展開し,また人々の生活空間と活動領域はより広範囲なものとなり,それは他者との出会いを促進し,異質な他者との相互関係が格段に拡大している状況がある。この多様で複雑化した人間関係を把握するためには,従来の集団という「枠」を前提とした概念ではなく,そのような枠を超えた個人を把握することを可能とするパーソナル・ネットワークの分析が不可欠であると考える。以下本稿では,社会的ネットワーク論とエスニシティ論との接合という観点から,まずエスニシティ論と近代化について考察し,次に社会的ネットワーク論の下位ネットワークとしてのパーソナル・ネットワーク論の可能性を検討する。さらに,この両者の接合の外延として,フィッシャーの下位文化論と異質性の問題を考察する。}, pages = {1--17}, title = {社会的ネットワーク論とエスニシティ : 個から展望する社会調査の再考}, year = {1999} }