@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000365, author = {神部, 晴子}, issue = {26}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・生活造形学研究}, month = {Jan}, note = {16世紀に人々の関心を集めたruffは,特に1580年代から90年代にかけて,最盛期を迎える。 そしてそれは,風刺家にとって格好の非難の的ともなった。Ph.スタッブスは,当時のイギリス人における衣装全般の贅沢について痛烈に批判しているが,中でも,彼のruffに対する奢侈への非難はまことに興味深く,当時の人々のruffに対する関心の度合いを推察することが出来る。それによると,ruffはあらゆる人達に用いられ,競ってそれに意を注いでいた様子がわかる。 初期のruffは,シュミーズと区別しがたいほど小さな襞飾りであったものが,スタッブスの記録が残される1580年代には,首からはみだす大きさに発展した。 なぜ,彼らはそれほど巨大なruffを着用したのであろうか。スタッブスは著作の中で, ruffを「倣慢な権力」にたとえている。ruffが倣慢な権力にたとえられる理由は何だったのであろうか。当時の社会的背景を辿りながら考察した。その結果,階級差が崩れ始めた社会の中で,身分制を維持しようとする権威の象徴が必要なのであった。}, pages = {27--37}, title = {16世紀末イギリスのruffに関する考察 : 1580~90年代を中心に}, year = {1995} }