@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000353, author = {田中, 通子}, journal = {文化女子大学紀要. 服装学・生活造形学研究}, month = {Jan}, note = {天然染料の魅力は色相にある。染料のもつ色彩感は日本特有の味わいのある色として茜色, 江戸紫, 露草, 萌木色, 山吹色, 鳩羽鼠, 納戸色など日本の色名として伝えられてきたのである。染料のもつ愛かな色彩から多くの色がひきだされ, その色相は微妙な違いをみせるのである。古代文献に記されている色の再現は実際にはむつかしいのであるが, 受け継がれてきた伝統技法をもとにして,実際に染め, 色の表現上の可能性を問題点として手織りによる紬の着尺を制作した。更に染料の堅牢性について実験を行なったのである。その結果, 一般に彩度の高い色は得られにくいものの, 色の濃淡や, 明るさ, 暗さ, 渋い色, くすんだ色などの色彩感情の広範囲から, 染料のもつ独特の色の美しさを配色, 模様の上で表現することができる。天然染料はドライクリーニングの堅牢性が高いなどの事項を制作,実験を通して知ることができたのである。}, pages = {229--236}, title = {天然染料による染色研究(第2報) : 制作品と堅牢性について}, volume = {24}, year = {1993} }