@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000333, author = {濱田, 勝宏}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {現代日本の家族集団は, 戦後期から今日にいたるまで, 形態として核家族化を辿ってきた。 核家族化は, 基本的には小家族化の側面をともないながら, 家族機能の縮小化と社会化を推進するものでもあった。この点が, 家父長制的家族制度の時代とは, 家族集落を大きく変貌させる根本的要因となっている。 また, 一方では, 核家族化は都市化と平行するものであったことも事実である。しかも, 高度経済成長という画期的な変動要因が, いやがうえにも拍車をかけることになった結果, 都市社会の不整備と急激な核家族化の接点には, 多くの問題を露呈させることになった。いわゆる都市問題の重要な一角がここにあり, また, 現代家族問題の原点がみられるといっても過言ではない。 本稿は, 以上の認識にたって, 核家族を都市的生活様式と都市的生活構造というこつの概念に照らしあわせることを改めて試みたものである。同時に, その過程で重視すべき局面として核家族の内部的要因にある役割・規範について考察したものである。}, pages = {153--162}, title = {核家族と「役割・規範」}, volume = {23}, year = {1992} }