@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000331, author = {松本, 美保子}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {近年ファイパーアートの世界にその表現手段として不織布,フエルトなどの織らない布が多く使用され効果をあげている。中でもフエルトの作品はいずれもフエルトの厚みを利用したものが多い。(図1,2) 筆者は数年前から,この不織布やフエルトを使った作品に関心を持ったが,既成のフエルトに飽きたらず手作りによって新しいフエルト製作を試みるべく実験を重ねた。元来フエルトは「厚みのあるもの」という概念があるが,素材を扱ううちに簿さに対して興味がわき,「透けるような軽やかなフエルトは可能であろうか?」という考えに至った。そのためにフエルトの素材である羊毛に他の素材を加え, 従来見られなかったマチエールのフェルトを製作した。製作にあたり,フエルトの手法を調べてみたがフエルトに関する歴史的文献は少なく,古い民芸的な技法も殆んど伝えられていないため,わずかに残る中央アジア,スウェーデン,イランなどで現在でも行われている手法を参考にした。更に不織布の触感を意識して従来のフエルトには見られない意匠フエルトを試みた。 今回はこの意匠フエルトを製作し,その技法を基に異素材との効果による装飾性,布としての可能性,問題点などを述べてみる。}, pages = {287--298}, title = {意匠フエルトに関する一考察}, volume = {23}, year = {1992} }