@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000323, author = {水原, 寿里}, issue = {23}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {交通の進歩とともに,世界各国間の距離感覚は驚異的に近づいてきた。台湾は日本の隣国で毎年日本からの観光客は90万人以上も数える。台湾観光旅行のスケジュールを調べると,毎日,少なくとも二,三ケ所以上の寺廟見学があり,その多さに気付かれるはずだ。毎日使うカレンダーも実に内容豊富で太陽暦を右側に,太陰暦を左側に,農時リズムの二十四節気も記してあるほかに神佛の生誕日も書かれてある。台湾の歴史をみると,常に外族に統治されるが,その住民の構成は中国の南部の福建・広東から移住してきた漢民族が絶対多数を占め,原住民と移住民の農業開墾により,農村社会の秩序ができ,その秩序の根源を調べると,なんと農耕生活と密接な関係にある太陰暦もその役割を果たしている。台湾の人文社会の歴史変遷と民間社会の秩序を整えた宗教信仰が伝統文化の維持を合理的にできることによって支えてきた太陰暦の成立及び台湾社会の内面深層心理にある敬天思想の関係を研究してみた。}, pages = {321--334}, title = {太陰暦が台湾の民間社会に与える影響}, year = {1992} }