@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000322, author = {鈴木, 正文}, issue = {23}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {テキスタイルにおける柄のデザインは,着られる事によって,人体の見え方やイメージに大きく影響する。特に,幾何学的な紋様は錯視現象が現れ易く,これらの錯覚的効果によって,人体をより美しくも魅力的にも見せることができる可能性を秘めている。しかし,一般に服装では情緒的側面が重んじられるせいか,平面上での錯視効果をそのまま服装に当てはめる事は難しいとされている。今回は,幾何学的な紋様の中から縞を取り上げて,人体を抽象形体としての四角形とこれをシルエットとする円筒形に置き換えて,この表面に配した縞によるイメージとシルエットの太さの見え方を,縞幅・方向・丈などの条件を設定して36種の縞のサンプルを製作し調査した。その結果,無彩色の縞のイメージは,縞の太さによって決定ずけられ,次いで縞の方向がこれに関与しているといえる。また,長さに関するHelmholtzの錯視の様に,「正方形においては縦縞の方が横縞よりも横長に見える」という現象が,正方形的シルエットを持つ円筒形においても,比較対象が存在する場合において見られた。これは,特殊な条件のもとでは服装においても縦縞がシルエットを太く見せる場合が有り得ることを示唆している。, Article}, pages = {125--135}, title = {服装における錯視の研究(1) : 縞の見え様とイメージ}, year = {1992} }