@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000312, author = {田坂, 真紀子}, issue = {22}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {透けることが特徴であるレース挿入の衣服縫製は, 経験的な勘によって進められて来たが,デザイン, 素材の多様化にともない製作方法も多様化し, 衣服構成技術への理論の裏づけを得るための研究の必要性を痛感した。今回は前身頃右肩から左胴囲にかけて斜め切替線に幅広のリーバー・レースを挿入したデザインで, リーバー・レースの縫製に使用される裏打ち布と布目方向の変化による適合度について研究し, 縫製技術の理論を試みた。表布はダッチ・サテン, シルク・デシンの2 種で布目はたて方向, リーバー・レースはよこ方向とした。裏打ち布は①ナイロン・チュール, ②シルク・オーガンディー, ①シルク・ジョーゼットの3 種とし, 布目は②, ③がたて, よこ方向の4 種, 裏打ちをしないもの1 種, ①はたて方向1 種で計6 種, 表布2 種の組合わせで12種を実験用部分作品としてブラウスの部分縫いを製作した。この実験用部分作品から裏打ち布の種類ならびに布目方向変化と表布との組合わせなどの要因を含めて縫製した結果を着装上から総合的な適合度を検討した。その考察方法は一対比較法シェッフェ(scheffé) と目視検査の2つを用いて官能検査を行なった。結果は(1)裏打ち布②, ①とも布目はリーバー・レースと同じよこ方向にするとシルエットの適合度がよい。(2)斜め切替線表布と裏打ちされたリーバー・レースの縫製は, 表布の硬軟度数値に近似すると美しい縫い目ができる。(3)好ましいシルエットを形作るにはリーバー・レースに裏打ち布が必要である。}, pages = {43--53}, title = {布目方向の技術的研究 : 斜め切替線に挿入したリーバー・レースの裏打ち布について}, year = {1991} }