@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00000311, author = {斎藤, 満里子}, journal = {研究紀要}, month = {Jan}, note = {中空糸膜はマカロニ状の繊維であり, それを束にして詰めた中空糸膜モジュールは, 単位容積当たりの接触面積が大きいので, さまざまな物質を分離する膜の装置としてきわめて有用である。浄水器, 人工透析器, 油水分離器などに使用されている。中空糸膜は多くの細孔を備えた放射状多孔性材料である。中空糸膜の内側と外側に圧力差を与えると膜中の多孔部に流体(液やガス)の流れが起きる。液やガスがその孔に滞留している関に流体中に含まれる有害成分や悪臭成分を除去できるならば, 中空糸膜はさらに有効な材料となる。そのため, 内部の孔表面にそれらを捕捉することのできる化学構造を導入しようとする試みがなされている。このような新しい考え方に基づいた中安糸膜を機能性中空糸膜とよぶこととする。 ここでは,このような機能性中空糸膜を想定して, その多孔部での物質の移動を定量的に扱うためのモデルを考え, それを記述する基礎方程式を導いた。さらに, それを解くための数学的取扱いを容易にする手法を提案した。放射状多孔性材料と平膜状多孔性材料の比較を行い, 数学的には同等であることを示した。}, pages = {273--277}, title = {放射状多孔性材料中の物質移動の定量化}, volume = {21}, year = {1990} }