@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00002249, author = {勝山, 祐子}, journal = {文化学園大学紀要, JOURNAL OF BUNKA GAKUEN UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {プルーストとフォルチュニィの間に交流があったのかどうかは不明である。しかし、1911年にパリの装飾美術館で開催されフォルチュニィも製品を出品した「女性の仕事の博覧会」に関する記事は多く存在し、プルーストの周辺の作家たちも雑誌や新聞に寄稿しており、プルーストがこれらに目を通した可能性は高い。例えばアルベール・フラマンやマリー・ド・レニエだ。両者ともフォルチュニィが舞台照明の改革者であることに言及しつつ、照明であろうと服飾品であろうと、それが光の戯れによる芸術作品であることを強調する。後者の場合はフォルチュニィを空と海の煌めきを想起させる光の魔術師であるとみなすが、同時に、フォルチュニィのドレスは「過去を持ったドレス」であり「死んだ女のドレス」であるとする。これはアルベルチーヌの「死と生」を象徴する二羽の鳥をモチーフとしたドレスを想起させる。しかし、二人に先立つ1908年、アンリ・ド・レニエがすでに、フォルチュニィの舞台照明と母親のテキスタイル・コレクションとに言及し、彼の芸術の本質が光の戯れにあると述べていたのである。, 研究ノート, Research Notes}, pages = {71--84}, title = {光の芸術家マリアノ・フォルチュニィ : 1911年の「女性の仕事の博覧会」をプルーストは見たか?}, volume = {54}, year = {2023} }