@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00002235, author = {シェイク, 愛仁香}, journal = {文化学園大学紀要, JOURNAL OF BUNKA GAKUEN UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {アーナンダ・ケンティッシュ・クーマラスワーミ(1877〜1947)は、20世紀前半のインド芸術において重要な人物である。セイロン人の父とイギリス人の母を持ち、幼児期に父親を亡くすと、母親によってイギリスで育てられた。彼は、自身のバックグラウンドより、インドの芸術に関心を持ち、特にその手工芸の美に魅せられると、その数多くの著書を生み出した。当時イギリスの植⺠地であったインドの伝統芸術や職人の技術は、ヨーロッパの商業主義や機械の台頭により、喪失の危機にある。アーツアンドクラフツ運動の思想を持つ彼は、産業革命によって手仕事が脅かされることを嘆き、ヨーロッパ中世主義の立場からインドの芸術を眼差した。ヒンドゥー教や仏教芸術の繁栄した時代を理想とし、それはムガル芸術に対する批判的視点へと繋がる。彼の唱えた理念は、まさに東西の思想の融合を図るものであった。本論文では、クーマラスワーミの思想に影響を与えた、初期のイギリス側の物語に焦点を置き、彼がいかにインド芸術に新たな価値を見出したのか考察していく。, 研究論文, Research Paper}, pages = {9--22}, title = {インド中世主義 : アーナンダ・ケンティッシュ・クーマラスワーミと芸術思想}, volume = {54}, year = {2023} }