@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00002074, author = {白井, 菜穂子}, journal = {文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要, JOURNAL OF BUNKA GAKUEN UNIVERSITY AND BUNKA GAKUEN JUNIOR COLLEGE}, month = {Mar}, note = {『エクセター・ブック』写本に収録された長編宗教詩「不死鳥」は、鳥のアレゴリーを中心とした作品である。鳥がキリスト自身あるいはキリスト教徒を示すものかどうかは議論が尽きない。この作品は前半がラテン語原典を模したものというのが定説になっており、後半は作者自身の解釈を示していると言われている。    本稿では、まず詩の前半を対象に、ラテン語原典に見られる否定語と主語の成句が古英詩「不死鳥」にどのように引用されているかを調査し、その効果を考察する。動詞を省いたこの成句は、古英詩「不死鳥」においてたびたび使用され、古風で独特の効果をもたらしている。動詞の持つ「動き」の効果は消され、代わりに名詞、形容詞の持つ「静止」の効果が詩の中で複数回使用されている。作者が意図的にこの成句を使用して、不死鳥の住む至福の「楽園」を動的に表現し、人間の住む苦悩の「現世」を静的に表現しているという仮説を証明したい。, 研究ノート, Research Notes}, pages = {44--49}, title = {「不死鳥」におけるリアリズム(1) : 「Ne+主語」成句の効果}, volume = {53}, year = {2022} }