@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00002040, author = {角谷, 彩子}, journal = {文化学園大学・文化学園大学短期大学部紀要}, month = {Mar}, note = {日本の民俗芸能研究が始まったのは近代以降のことであり、特に衣装についてはほとんど研究がされていない。衣装は消耗が早いことや文書記録に残らないことから、現存する衣装の調査は緊急性を要する。  本研究では、南は岩手県盛岡市から北は青森県三沢市までの地域の山伏神楽を対象に、「翁」の演目および衣装道具を有する団体の調査を行った。このうち、文様に特徴のある「玉山神楽」の衣装(上衣)について、科学検査による分析も併せて行った。その結果、上衣は 4 種類、袴は 2 種類、翁面は 2 種類、烏帽子は 3 種類の形態が確認され、系譜または地域毎の共通点や、岩手県南部と青森県下北郡のほか、秋田県・山形県を含む東北地方の修験系神楽との類似性が見られた。また、歌詞や舞などの芸態と衣装道具の形態が相関することがわかった。玉山神楽の上衣の着色剤は顔料のほか、合成染料が確認されたことから、明治期以降に製作されたものと推測される。, 研究論文, Research Paper}, pages = {12--23}, title = {山伏神楽の翁衣装の製作と意匠に関する調査・研究 : 岩手県北部と青森県南部}, volume = {52}, year = {2021} }