@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00002016, author = {加藤, 登志子}, issue = {6}, journal = {文化ファッション大学院大学紀要論文集ファッションビジネス研究, Bunka Fashion Graduate University Fashion Business Studies}, month = {Mar}, note = {日本は古代より大陸から多くの影響を受けてきたが、服飾に関して言えば3〜4世紀の古墳時代前期に高度な中国の文化が朝鮮半島を経て流入した。この時代には貫頭衣ではなく前割式の衣服が伝わり上下二部式の服装をしていた。しかし当然ながら現在のような衣服としての形はまだ作られておらず布を体に巻く形式であった。日本服装史における「一枚の布」の起源を考えるとき、古墳時代より遡りインドで古くから着用されていたサリー、ドウティ、サロンなど長い布を体に巻き着用するものや、袈裟を体にまとった僧侶の姿を思い浮かべる。本研究は仏教僧、仏像の法衣の様々な種類、着用方法について探った。その起源はインドであり仏教の伝来ルートに乗って形を変えながら日本にやって来た。仏像がまとう一枚の布にはさまざまな着用方法があり、美しい布の動きが表現されており、こうした一枚の布による造形は仏教の起源当時から存在するということがわかった。仏像の衣に見られる美しいドレープは僧侶が一枚の布を自身の身体にフィットさせることによる布の余り、歪みの反動から出る布の表情の再現であり、衣服制作の観点から考えると「着せる」のではなく自身が「着る」という行為によるしわやドレープであるいう考えに至った。仏像のまとう一枚の布から服作りの原点を考える契機となった。, 研究論文, Research Paper}, pages = {22--41}, title = {一枚の布 : 仏像がまとう衣に関する考察}, year = {2019} }