@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:02000013, author = {中村, 弥生}, journal = {文化学園大学紀要, JOURNAL OF BUNKA GAKUEN UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {近年、水災害による文化財等資料の被災が多発している中で、2020年に独立行政法人国立文化財機構文化財防災センターが設置されるなど文化財防災の体制が強化され、被災事例やレスキュー事例に関する研究は積み重ねられてきている。しかし、本学園が大量に所蔵している服飾資料、特に洋服に関するレスキュー事例は少なく、修復できる人材も少ない。このような中で、ハザードマップ上で最大50cm〜 3 mの浸水が想定されるエリア内に収蔵庫を持つ本学園が、被害を最小限にとどめるための防災計画を立てるには、資料トリアージの観点を取り入れる必要があると考える。そこで資料トリアージの指針を作成するべく、まずはモデル化した水災害を試験布に与え、どのような損害を受けるのかを実験することとした。試験布にはJISの綿布と絹布を用い、汚染条件を水、雨、土、水+土、雨+土、汚染期間を 1 日、1 週間、1ヵ月とし、これを夏と冬に行った。損害の程度は、KESを用いて力学特性値を測定し、汚染前後の値から相対的に評価した。その結果、汚染条件や汚染期間による明確な差は得られなく、布自体の特性による変化の方が大きいこと、汚染後は柔らかくなることが明らかとなった。, 研究ノート, Research Note}, pages = {87--97}, title = {水害が綿布と絹布の力学特性に及ぼす影響について}, volume = {55}, year = {2024} }