@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:02000006, author = {角谷, 彩子}, journal = {文化学園大学紀要, JOURNAL OF BUNKA GAKUEN UNIVERSITY}, month = {Mar}, note = {日本の民俗芸能研究が始まったのは近代以降のことであり、特に衣装については先行研究が少ない。昨今の後継者不足に伴う民俗芸能の衰退は衣装の消失に繋がる恐れがあることから、現存する衣装の調査は緊急性を要する。本研究では、青森県下北郡東通村に伝わる修験系神楽「能舞」「岡獅子舞」を対象に、「翁」の衣装および道具の実地調査と、昭和50年代に撮影された映像による調査を行った。その結果、翁の上衣と袴は染物、織地、古布(プリント生地)を用いたものがあり、染物を除き模様は様々だが、形態に共通性が見られた。染物の上衣は青地に鶴亀松などの模様で、もとは「鳥舞」の衣装を途中から翁に流用した可能性が考えられる。金の立烏帽子や尉面に似た翁面の造形もほぼ全地域で共通しており、袴の形態や翁面は、東北地方の山伏神楽・番楽との類似性が確認された。また貫頭衣の形態、および「もみあげ」や「鼻白」については、東通村の大神楽や田植え餅つき踊りとの関連性が推察される。, 研究論文, Research Paper}, pages = {13--24}, title = {東通村「能舞」「岡獅子舞」の翁衣装に関する調査・研究}, volume = {55}, year = {2024} }