@techreport{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001963, author = {安永, 明智 and 野口, 京子 and 谷口, 幸一}, month = {}, note = {超高齢社会を迎えたわが国において、サクセスフル・エイジングやアクティブ・エイジングといった言葉に代表されるように、高齢期を積極的に過ごし、いつまでも健康的で幸福な老後を送ることは、少子高齢社会が急速に進行するわが国における重要な課題である。つまりは、単に長寿を全うするだけでなく、日常生活での生活の質(Quality of Life;QOL)を高めていくことが高齢期の最大の目標となる。2006年4月に導入された介護予防制度においても、心身機能の改善や生活機能向上を図り、自己実現や生きがいづくりを促進していくことの重要性が示されている。 このような社会的背景を受け、内外の研究において、高齢期のQOLの概念やその維持・増進に寄与する要因についての研究が数多く実施されている。そして先行研究では、日常生活での服装や化粧などの装いに積極的な関心や態度を持つことが、高齢者のQOLの維持・増進に有効であることが報告されている。しかし、先行研究の大部分は、少数の事例を対象とした実証的研究であることや、調査研究に関しても、ある特定の高齢者集団(例えば、老人福祉施設などの入所者や老人クラブのメンバーなど)を対象としているためサンプリングに問題があるなどの課題が残る。加えて、日本はもとより欧米の研究においても、高齢者の装いへの関心や行動と心身の健康の関連に関する基礎的な調査データの蓄積はほとんどない。 そこで本研究は、装い行動が、高齢者のQOLにどのような影響を与えるのかについて、質問紙調査法による定量的アプローチと自由記述式調査による定性的アプローチの異なる2つの研究手法を用いて検討することを目的とした。高齢者のQOLの構成概念は、多岐にわたっているが、本研究では、高齢者のQOLを生きがい感や抑うつで評価されるメンタルヘルス、活動能力と操作的に定義した。}, title = {装い行動が高齢者のQOLに及ぼす影響に関する研究}, year = {2012} }