@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001862, author = {朝日, 真}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {現代社会において既製服ではない衣服を着ている人はほとんどいないであろう。しかしその歴史が始まったのが19世紀とはいえ、衣服のほとんどが既製服になったのは1970年代以降であり、意外に最近のことだと言える。それ以前の衣服調達は、上流階級において男性はテーラーメイドであり、女性はオートクチュールである。それより下の社会的階層、経済力を持たない人々が衣服を調達する手段は、家庭で女性たちがつくる家庭洋裁によって作られたものであり、またはセカンドハンドなどの古着である。既製服の歴史はヨーロッパではイギリスやフランス、そして18世紀後半に独立したアメリカにおいて、それぞれの歴史を歩みながら発展し、それぞれの国によって若干違った道のりを歩む。しかしその共通点をあげるならば、戦争による軍服生産をきっかけに急速に発展したという点である。ヨーロッパにおいては1803年からはじまったナポレオン戦争であり、アメリカでは1861年から始まったアメリカ南北戦争である。1776年に独立し、19世紀初頭に国家として発展していくアメリカにおいて、衣服産業はどのような過程を経て発展していったのか。 今回は衣服産業の中でも特に古着商と初期の既製服に注目した。アメリカ衣服産業の発展についての文献には、1988年に刊行された鍜島康子氏『既製服の時代』が既刊されている。 今回の目的は鍜島康子氏が言及していない部分を掘り下げることを目的としている。}, pages = {67--72}, title = {19世紀アメリカ男性服にみる古着商と既製服産業の発達}, volume = {11}, year = {2019} }