@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001855, author = {大村, 京子 and 澤住, 倫子 and 太田, るみ子 and 町, あゆ子 and 喜屋武, 敏明 and 森本, 慧}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {ファッションビジネスに携わる企業にとって、様々な情報を収集分析することは意思決定のための知識であり、行動するための指針識であると同時に、新しいファッションを開発・提案するための発想源にもつながる重要な業務と言える。情報について具体的な項目をあげると、まず人々を取り巻く、政治、経済、文化、芸能、スポーツ、レジャーなど社会環境に関する情報、消費者の生活や意識の変化や、消費者ニーズや潜在欲求の変化など市場環境に関する情報、自社の売り上げ実績や競合他社など業界動向に関する情報、そして色、素材、柄、デザイン、シルエット、テクニック、コーディネーション、デザインソースの源などの新商品開発に関わってくるファッション情報などがあげられる。これら、様々な情報を収集分析活用し、毎シーズンごとに新商品の提案を行っている(表1)。 新商品開発そのものに関わってくる情報は、実売シーズン(店頭販売時期)より2年前から予測が始まっている。2年前にインターカラー(国際流行色委員会)より世界的な色情報が提案され、順にピティ・イマジネ・フィラティ、プルミエール・ヴィジョンやミラノウニカ、ジャパンクリエーションなどの糸やテキスタイル企業の見本市が実売シーズンの約1年前に開催され、約半年前にニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリコレクションといったデザイナーズコレクションや、アパレル企業の展示会での製品発表に移行していく。このようにファッョン情報の流れはおおむね決まっている。 当研究グループは、前述した様々な情報(社会環境、市場環境、業界動向、新商品開発のための情報)を収集分析し、その重要性について授業で生かすことを目的として発足したグループである。具体的には社会市場環境分析などをふまえた1年先のファッショントレンド予測と、年2回(春夏・秋冬)のコレクションを中心とした製品傾向の分析があげられ、それらの内容をデータ作成やビジュアルマップなどにまとめている。コレクション分析はファッション要素を色、素材、柄、シルエット、ディテール、テクニック、アクセサリー、ヘアメイク、ファッションイメージなどにわけ分析を行っている。また、そのシーズンを代表するコレクションブランドの作品を選び出し再現することにより、服装造形技術の視点からデザインソースの分析、パターン及び技術の解析を行っている。これら分析の結果は発表を行い、授業へ活用し、データを蓄積している。}, pages = {3--22}, title = {2016年~2018年ファッショントレンドの変化に伴う服装造形の研究}, volume = {11}, year = {2019} }