@article{oai:bunka.repo.nii.ac.jp:00001851, author = {天野, 豊久}, journal = {文化服装学院研究集}, month = {Mar}, note = {色彩を伝達するためにもっとも間違いのない方法は、彩色された実際の物を視覚的に提示することである。ただし、現物を伴うために伝達の範囲や速度に限界がある。それに準じた方法として、現物に近似した色見本の提示や、画像を介する方法、カラーシステムによる記号による伝達などが考えられるが、経済的な問題、技術的な問題などがあり、制約が伴う。こうした様々な伝達方法の中で、もっとも頻繁に使われるのが「色名」である。その伝達精度は低いものの、権利などの煩雑な制約を伴う写真など視覚的な媒体を伴わない分、情報化のハードルが低く、また、視覚的情報を含まない分、速報性や印刷物などを通じて広範囲に伝達できるという利便性があり、1色刷りでモノクロームの新聞や雑誌の記事においては重要な表現方法になる。その結果として様々な色名(慣用色名)が利用されることになる。\n 本研究では、メディア、特に新聞における色名に注目をした。\n メディアに現れる色名は、同時代におけるファッションの情況を少なからず反映しているはずである。また、過去のリサーチから、ファッション業界の現場において、色彩を言語化するスキルを求める声も諸方面から伝わっており、メディアにおいてどのような色名が使われているかを概観することそのものにも意味がある。\n そこで試行の末、メディアを新聞に絞り、記事の中に登場する色名を収集した。そこから、色名の活用情況の実体、ファッションの現状、先行するトレンド情報との関連などをみいだすことを試みた。}, pages = {67--74}, title = {メディアからの色彩情報収集と分析 : 色名の出現数による}, volume = {10}, year = {2017} }